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カテゴリ:映画( 110 )
格好良さを堪能
時々やって来る「モッくん格好良い〜…」の波が、今また熱い。小学生の頃は、シブがき隊だったモッくんには特に何も感じてなかったんだけどね。自分が大人になって、役者になって歳を重ねてきたからいいのかもしれない。

去年から今年にかけて樹木希林と内田裕也が亡くなり、義理の息子であるモッくんが記者の前で話している姿を見る機会が多くあって。そういうことがなければあまり見る機会がないけど、一度見てしまうとやっぱり格好良いな〜ってなるのだ。

で、ここしばらくモッくんが出た過去のドラマや映画をちょっと観たりしているんだけど、一度観たことがある「おくりびと」がまた観たくなった。でも地元のTSUTAYAに置いてなくて、借りられなかった。

確か実家にあったような…と思っていたので、先日GW旅行の土産話を聞きに実家へ行った時にDVDの棚を見てみたら、やっぱりあったので借りてきた。

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今年の2月からうちの課に来ている派遣の人で、以前葬儀会社で働いていた男の子がいる。その子と以前「お葬式」と「おくりびと」は、邦画では2大葬式映画だよねと話していた。

「お葬式」は先日も書いたとおり伊丹十三作品なので観たんだけど、ちょうどその派遣の男の子が入ってきた頃が観ようと思っていた時だったので、葬儀会社経験者の彼が入ってきたのはすごくタイムリーだった。その男の子は何とどちらも観たことがないようだけど。

伊丹十三映画を観たら他にも懐かしい映画が観たくなったので、モッくんが出ている「シコふんじゃった」を観たらさらに他の作品も見たくなった。「おくりびと」はそんな色々なタイミングが重なり、もう観なきゃいかん!と思うところまできていた。

一度観ているので内容は知っていたのだが、やっぱりモッくんが素敵で。もう半分以上は、内容よりもモッくんを見るために観ていた。

「お葬式」と「おくりびと」には、何とどちらにも山崎努が出ている。「お葬式」は葬儀を出す喪主の役、「おくりびと」ではモッくんが勤めることになる納棺の会社の社長。

どちらも人の死と葬儀に関わるストーリーで、そのどちらでもほぼメインの役どころだった山崎努。これは偶然なのか?

モッくん、他の作品もまた観たいぞ。未だにモッくんと呼ぶのはおかしいのかもしれないけど。

by anewyearsday | 2019-05-16 23:45 | 映画 | Comments(0)
伊丹映画完走
2月ごろだっけ?本屋で伊丹十三を特集したページがある雑誌をパラパラと立ち読みしたのをきっかけに、伊丹十三が監督した映画がすごく観たくなった。

TSUTAYAで「独眼竜政宗」を借りるついでに伊丹映画もちょっとずつ借りて、先日最後まで観終わった。

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全部で10作品あるのだが、地元のTSUTAYAに無かった「大病人」と「静かな生活」だけは観られなかった。「お葬式」も置いてなかったんだけど、1作目を観ないと始まらないから取り寄せして借りた。

伊丹十三が映画を作っていたのは80〜90年代。私は学生だったけど、テレビで放送される時はほとんど観て、この人の映画面白くて好きだなぁと思っていた。そういう風に意識して映画を観たのは初めてのことだった。

私が観たのは下記の8作品。古い作品から順番に観ていった。
1作目 「お葬式」
2作目 「タンポポ」
3作目 「マルサの女」
4作目 「マルサの女2」
5作目 「あげまん」
6作目 「ミンボーの女」
9作目 「スーパーの女」
10作目 「マルタイの女」

これらはたぶん、過去に一度は観ていると思う。「マルタイ」だけ観たっけ?という気もするけど、記憶が定かではない。今回借りられなかった「大病人」と「静かな生活」は、たぶん過去にも観たことがないと思う。「大病人」は観たかったな。

「独眼竜政宗」と伊丹映画を最初からを観始めたのが同時期で、どちらも同じ頃の作品なので出ている俳優さんに共通点があった。津川雅彦とか大滝秀治とか。

特に多くの作品に出てきた津川雅彦はとても素晴らしくて、この頃はまだ若々しくて色気があった。この感じ、懐かしいなぁと思った。

そして伊丹映画の役者と言えば、すべてに出ている妻の宮本信子。この方も本当に素晴らしい。この頃は若さと色気があって、現在も老けたけどやはり素敵だと思う。

最後の作品「マルタイの女」に、三谷幸喜がスタッフとして参加していたのを初めて知った。伊丹十三の映画も三谷幸喜の映画もどちらも好きなんだけど、この2人に交流があるとは知らなくて嬉しかった。

暴力団に襲われたり、謎の自殺の真相が暴力団や宗教がらみだという噂もある伊丹十三だけど、作品にはそういう人たちから反感を持たれる描写もあった。

ちょっと「攻めた」感じの社会派コメディ映画多かったんだけど、そんな内容が面白くて私は好きだったんだなぁと思い出した。そして、もっと面白い作品を作って欲しかった。

全部懐かしい気持ちで観たんだけど、結果、1作目の「お葬式」が一番好きだったなと思った。一番印象に残っていたし、今回観ても一番面白かった。

by anewyearsday | 2019-05-10 22:34 | 映画 | Comments(0)
初小津
映画、特に邦画が好きでよく観ていると思うけど、黒澤明とかの少し昔の名作映画と言われるような作品はほとんど観ていない。

今回初めて、これも名作映画と呼ばれる類に入ると思われる、小津安二郎の「東京物語」を観た。

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観ることになったきっかけは、ちょっと前にテレ朝で放送したスペシャルドラマ「離婚なふたり」の中で、「東京物語」の話が出てきたからだ。

「離婚なふたり」では、リリー・フランキーと小林聡美が夫婦役を演じた。テレビドラマの脚本家である夫が、23年間連れ添った妻に「離婚してください」と言われるお話。ん?脚本家の夫と離婚する妻…、小林聡美にとってはリアルな話だ。

このドラマは前後編。後編の後半で、もう離婚に向けて別居している夫婦が熱海へ旅行するエピソードが出てくる。

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「東京物語」でも熱海を旅行する老夫婦が出てくるのだが、離婚したくない夫は「東京物語」の夫婦になりたかったのだろう。

「東京物語」で老夫婦が泊まった景色の良い宿と同じような景色が見える宿に泊まり、「東京物語」で老夫婦が並んで座って何気ない会話をする防波堤を探しに行く。

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だけど結局妻の気持ちは変わらず、その後離婚は成立。特にケンカするでも憎しみ合うでも仲が悪いわけでもない夫婦が離婚する。そのリアルな感じを見たような気がする。

「東京物語」は離婚の話ではない。広島の尾道に住む老夫婦が、息子や娘に会いに東京を訪れることから始まるお話。老夫婦の夫は笠智衆。

息子や娘は東京で仕事をし家族を持ち忙しそうにしているため、両親のことをゆっくり構ってあげることができない。そんな中、戦死した息子の嫁の紀子だけが老夫婦を暖かくもてなす。紀子を演じるのが原節子。

この映画はなんと昭和28年の作品なのだ。白黒だし、台詞がいかにも台詞をしゃべってます!って感じで固いし、カメラワークとか編集も単調で、古い映画だなぁと感じる。でも題材は現代にも通じるような、家族のありかたを描いた話。

東京で暮らす老夫婦の子供たちは、両親の突然の滞在を少し邪魔そうにしてる。そして尾道へ帰った後すぐに老夫婦の妻の方が亡くなってしまい、駆けつけた子供たちは葬儀が終わるとすぐに帰ってしまう。

その対応はどちらも冷たいように思えるが、仕事があるから仕方のないことなんだけど。東京に暮らすとそうなってしまう、みたいなことを言われているような気がしてくる。

タイトルに「東京」が付いていると、東京という大都会に暮らしているおかしい人々を描いている感じがする。「東京タラレバ娘」とか「東京独身男子」とか。

名前くらいは知っている杉村春子が演じる長女は、東京に来た両親に構っていられないので、お金を出して熱海へ行ってもらったり、度々「いつまでいるのかしら」と愚痴ったりする。母の葬儀の後、老夫婦と一緒に暮らしている妹に、母の形見としてあれが欲しいなどと無心する。そんな姉に憤慨する妹。 

私が感じた「東京物語」は、親離れ子離れの話なのかなと思った。血が繋がった親子でも、いつかは離れていく。寂しいものだけど、どこかの段階で上手く親離れ子離れしていないと、必ずやってくる年老いた親の死に耐えられなくなってしまうと思うのだ。

タイトルだけ知っていた「東京物語」だけど、こういう話だと思っていなかったのでちょっと意外だった。経験として、観ておいて良かったと思う。

by anewyearsday | 2019-04-22 22:32 | 映画 | Comments(0)
好きな映画に癒される
過去に観たことのある好きな映画を観る、というのが最近自分の中で流行っている。この週末は1本だけ観られた。

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先日観た「シコふんじゃった」から周防正行監督繋がりで、「Shall we ダンス?」。何度も観た映画だけど、これは本当に大好きな映画。

私のブログの中で好きな映画っていうフレーズがちょいちょい出てくるけど、これは初めて私が「好きな映画」として意識して、名前を挙げ続けている作品。

実家にDVD(もしかしたらLDかも)があるし、テレビで放送しても観ちゃうし何度も観ている映画。今回は久し振りに観たけど、観終わって「やっぱり良い映画〜…」としみじみ思った。心がほっこりして、なんか疲れた身体や心が癒されるような感じさえした。

この時の役所広司、七三のちょっと冴えないサラリーマンっていう役なのに格好いいのよね。竹中直人や渡辺えり子も素敵。モッくんもちょっぴり出てるのよ。

一度映画とかドラマなどの映像作品を観出すと、同じ監督とか役者さんで繋げて観たくなるからしばらく終わらない。伊丹十三作品を観ていくついでに他の懐かしい映画が観たくなり、モッくん観たさにちょっと周防正行へ寄り道。

そうだ。本当はモッくんの「おくりびと」を観たかったんだけど、地元のTSUTAYAに置いてなかった。観たことはあるけど、あの名作を置かないなんて!実家にあったかな〜?

目的の映画を借りにTSUTAYAへ行くと、目的のもの以外にも観たいなぁと思うものが出てきてしまって。まだまだしばらくやめられないな。

by anewyearsday | 2019-03-10 23:22 | 映画 | Comments(0)
ちょっとシュール
はぁ〜今週も忙しかった。少し残業してから家に帰ってご飯作ったりしてて、ちょっと疲れた。でも今日は夫が仕事休みで私と休みが合わないので、仕事はまだいっぱいあったけど残業せずに帰った。

残業が何時まで出来るかとか出来ないかとかを表明するようになったので、短い残業とかをしやすくなった。

伊丹十三の映画を観ようキャンペーンを初めて、2作目「タンポポ」を観た。今日は夫と一緒に。

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最近、こういうテレビ画面を撮った写真ばかり。

先日「お葬式」を観た時、映画のストーリーとは関係なく白いスーツ姿の役所広司が出てくるエロいシーンが出てくると勘違いしていたんだけど、それは「タンポポ」に出てくるシーンだった。

久し振りに観てみるとその役所広司のシーンだけじゃなくて、ストーリーに関係ないシーンがかなり多かった。

「タンポポ」は宮本信子演じる未亡人がきりもりするラーメン店を、たまたま店に入った男が一流に育てようとするお話。

この映画を観たら絶対ラーメンが食べたくなりそうだからと、映画を観終わってからラーメンを食べる作戦を取った。

ラーメンだけじゃなく多くの食事シーンが出て来た。食べることは生きることだと言いたいのかなと思った。ラストは赤ちゃんが母乳を吸ってるシーンで終わったし。
 
しかし久し振りに観てみると、思ったよりシュールだったなぁ。

ごめんなさい…もう…眠くて、ロクな感想が書けない…。

by anewyearsday | 2019-03-08 23:21 | 映画 | Comments(0)
35年前の映画
ちょっと前に本屋で伊丹十三の特集をした雑誌を見かけて、パラパラと中身をのぞいたら、久し振りに伊丹十三が監督した映画が観たくなった。

伊丹十三って元は商業デザイナーで、他にもエッセイストや俳優など様々な顔があったみたいだ。でも私にはやはり映画監督の印象が強い。伊丹十三の映画を面白いなぁ好きだなぁと感じたのが、自分が邦画のコメディが好きなんだと自覚するきっかけとなった。

好きと言っても伊丹映画作品が作られていたのは私が小中高校生くらいの頃で、映画館に観に行くなんてことは無かった。テレビで放送されたのを観て面白いと感じたんだと思う。

最初から観てみようか…と思って作品を調べてみたら、私が一番好きな「お葬式」が初めての映画だったようだ。この作品は多分過去に2回くらい観ているんじゃないかと思うけど、すごく印象に残っている好きな映画だ。

せっかくTSUTAYAプレミアムに入ったし、TSUTAYAで借りようと思って探してみたら、我が家の最寄りの店舗には「お葬式」を置いて無かった。その後の「タンポポ」とか「マルサの女」とかはあるんだけど。

せっかく一番最初から観てみようと思ったのに、一番最初が無いなんて。しかも好きな作品なのに…。どうしても観たい気持ちが大きくなってしまったので、TSUTAYAの店内の検索機で取り寄せの手続きをしておいた。

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そして、ようやく観られた。「お葬式」は1984年の作品で、今から35年も前!私は9歳。さすがにリアルタイムで観たわけじゃないと思う。エッチなシーンもあるし。

久し振りに観てみて、やっぱり面白かった!観たことのある映画でも何年か時を経て自分の年齢が上がってから観ると、新たに感じることや違う面白さがある。

今回は、大滝秀治や菅井きん、笠智衆などのお年寄り勢の演技がすごいなぁと思った。若い頃はこの人の演技が上手い!とか思って観ていないし、ましてやお年寄りにはあまり注目が行かない。だからこの点は新たな発見だった。

自分も身内のお葬式を何度か経験したけど、特に近しい人のお葬式だとこの映画にあるような光景を見ることになるので、その度にこの映画のことを思い出していた。

今回この映画を観ていて、よく考えたらお葬式の後に身内は火葬場まで行き、焼かれて骨を拾うところまでやるのって残酷じゃない?と思った。

火葬場の焼却炉(って言うのかな?)の前で大事な人、愛着のある人と別れるのってとても辛い。しかも焼き終わるまで待ってるの。さらに骨になってしまった姿を見るなんて!

私は20年以上前に一緒に住んでいた父方の祖父が亡くなった時、火葬場で待っている間に祖父の遺影を見ていたら悲しくなってきて1人で号泣していた経験がある。まぁ私の場合は、生前おじいちゃんにもっと優しく接していれば良かったという後悔の念があったからなんだけど。

だけど映画にもそんなセリフがあったけど、火葬されたのを見たからこそなんかスッキリしちゃったり踏ん切りが付いたりするものなのかもしれない。やはり必要な儀式なのか?でも夫の火葬ってのが一番辛そうだな…。

映画の終わり、お葬式が終わって親戚達が帰って行き、ガランとした部屋には備えられたばかりの祭壇と遺影がある。生きている人にとっては、亡くなった人を除いた新たな生活がまた始まるんだってことを感じさせられる。

「お葬式」を久し振りに観るまで、この映画にはストーリーとは一切関係ないけど白いスーツ姿の役所広司が出てくるエロいシーンがちょいちょい挟まれているのよねと思っていた。

でも観ていて全然そのシーンが出てこないからおかしいなぁと思ったら、それは次作の「タンポポ」の方だった。私の記憶の中でごっちゃになってたみたい。次は「タンポポ」を観るとしよう。

このところちょい古めの映画や少し前のドラマなど、観たいと思っているものがたくさんある。時間を見つけてどんどん観ていきたい。

by anewyearsday | 2019-03-04 22:42 | 映画 | Comments(0)
やっと観に行けた
昨年からずっと人気が続いている映画「ボヘミアン・ラプソディ」。観たいなぁと思いつつ昨年末なかなか行く時間が無く、でもロングランでやっているのでいつかは観に行けるだろうと思っていて、先週末にようやく夫と一緒に観に行けた。

QUEENの曲は色々聞いているし、ファンというところまではいかないけど好きな曲もある。綺麗なハーモニーや多重録音による音作り、そして色々な曲調があって聞いていて楽しい。

フレディ・マーキュリーがゲイだったことやエイズ(による肺炎)で亡くなったことは噂で聞いたことがあった。あのゲイっぽいビジュアルもあったので、QUEENを好きとはなかなか言い難いイメージがあった。

映画は成功までの苦労を描いたサクセスストーリーなのかなと思っていたけど、結構すぐにスターになってしまったようだった。

フレディに自堕落で破滅的生活をさせ、解雇されたらマスコミに情報を売ってしまったマネージャーのポール。あいつはヒドかった。でもポールもフレディが亡くなる少し前に、エイズで亡くなったそうだ。

バンドを休んでソロ活動をするフレディだけど、メンバーの元に戻ったフレディをQUEENのメンバーは優しく迎え入れた。

映画の最後、ウェンブリースタジアムでのライブシーンは凄かった。2曲目の「レディオ・ガガ」の時には、感動して気持ちが良くて涙が出そうになった。ライブエイド出演によって、QUEENの復活が示されたような感じだった。

そしてそのライブエイドから6年後、フレディは亡くなる。亡くなったことで、より伝説化したのかもしれないなぁと思う。もっと長く生きていたら、もっとヒット曲も生まれたりしていたのだろうか。

会社の元後輩はあまりにもハマって映画館へ4回観に行ったそうだ。他にも複数回観る人はいるようだ。まぁ私は観に行くのは1回でいいと思うけど、でも観て良かったと思うし面白かった。

この映画観ちゃうとホント、QUEENの曲聴きたくなるのよねぇ。

by anewyearsday | 2019-01-15 23:44 | 映画 | Comments(0)
初めての試写会
先週友達から、映画の試写会のチケットを頂いたので行ってきた。自分で映画館へ行ってまでは観ないだろうけど、いずれレンタルになった時には観るだろうと思っていた映画だった。

仕事が終わってから会場へ行くと時間がギリギリになりそうなので、当日は30分早退させてもらえるよう希望を出しておいた。いつもより早く会社を出て、試写会会場へ向かった。

私は映画の試写会自体初めてで、試写会ってもっとゆったりした雰囲気かと思っていた。開場時間ぴったりくらいにその建物に着いたんだけど、すでに入場を待つ長い列が出来ていた。すごい人が殺到して、結構ワサワサした感じなのが意外だった。

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観た映画は、大泉洋主演「こんな夜更けにバナナかよ」。筋ジストロフィー患者で、実在した鹿野靖明さんという方を主人公にしたお話。

公開前なのであまり詳しくは書かないようにしたいんだけど、大泉くんにピッタリの役!と思った。そして、この人を知っている人も大泉くんを見て似てると思ったらしい。

この映画の舞台は札幌。主人公は24時間介助が必要な難病患者。そうとは思えないようなワガママぶりで、言いたいことも文句もガンガン言う。身体が不自由な分、とにかく言葉が必要なコミュニケーションなのだ。

介助のボランティアの人たちに向かって注文をつけたりしている姿が、「水曜どうでしょう」でディレクターに向かってゴネている大泉くんの姿と重なった。口が上手いところも。

子供の頃に難病の発症が分かった時、20歳までしか生きられないと言われていた。でも病院に入院したり親に介護してもらう生活ではなく、ボランティアに頼って自立した生活を選び、余命をはるかに越えて30代になっていた。

言葉の細かいディテールは忘れてしまったのだが、主人公がなぜそんなにわがままに振る舞うのかと問われた時、人は人に迷惑をかけなければ生きられないからとか、障がい者と介助ボランティアは人として対等だとか、そんな言葉が印象に残った。今の社会や人間関係を考えさられた。

彼は不自由な身体でいながら夢を持っていたし、実現に向けて努力していた。一度は結婚と離婚を経験したし、好きな人にはちゃんと愛の告白もする。すごく前向きで正直な人。

病状が悪化し人工呼吸器を付けることになり、人工呼吸器を付けると本来は声を出せなくなるのだが、彼はしゃべることを諦めなかった。入院生活は送らず、また家に戻って元の生活をする。

それでもいつ亡くなるか分からない病気なので、ボランティアのみんなは普段は普通に接しながらも、常に死への緊張感を持っている。最後まで、楽しく彼に寄り添った。

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ボランティアをしたことが無いし、障がい者や老人の介助や介護からは程遠い生活をしている私にとっては、色々と考えてしまう内容だった。でも暗くはならず、温かい気持ちになれるようなお話だった。

こんな映画を早々に、しかもタダで観ることが出来て本当にありがたかった。

by anewyearsday | 2018-12-17 22:35 | 映画 | Comments(0)
いい人しかいない映画
今年の夏に夫が1人で観に行っていた映画が早くもDVD化されて、夫が購入。私も観たいなと思っていたので、先日2人で鑑賞した。

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「ブリグズビー・ベア」。夫がこの映画のポスターを買ってきて、寝室にある額縁に入れて飾った時にちらっと記事を書いている。その時は私はまだ映画を観ていなかったので、ここに描かれているものが何なのか分かっていなかった。

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観た人の評判はとても良い映画で、この夏超話題になった「カメラを止めるな!」と同じ頃に公開された。「カメ止め」が凄すぎてこちらはあまり話題にならなかったのかもしれないけど、この映画も最初は少しの映画館でしか上映していなかったのがちょっとずつ増えていったのだ。

主人公のジェームズは25歳の青年。赤ちゃんの頃にとある夫婦に誘拐され、何も知らずにその夫婦を両親と思って暮らしていた。地下に暮らし外出も禁じられ、両親以外とは誰とも接することなく大人になった。

そのジェームズの唯一の楽しみは、クマの着ぐるみが出てくる「ブリグズビー・ベア」という子供向け番組。毎週送られてくる新作を楽しみに、日々暮らしていた。

しかしその両親がジェームズを誘拐した罪で逮捕され、ジェームズは警察に保護される。「ブリグズビー・ベア」は育ての父親が作っていた番組だと知る。

ここまで読むと、ちょっと暗く重い設定のように感じられる。赤ちゃんの頃に誘拐され、本当の家族も外の世界も知らずに育った青年のお話。

初めての本当の家族との暮らしが上手く行かなかったり、今まで経験していない社会に上手く適応出来なかったり、いじめられたり、そういう辛い思いをするお話になるのかなと思う。でも違うのだ。

ジェームズは新しい暮らしの中で、大好きだった「ブリグズビー・ベア」の新作をもう観ることも出来なくなったことに落ち込んでいる。そこで「ブリグズビー・ベア」の完結編を、自分で作れないかと思い立つ。

まだあまり馴染めていない妹とパーティーへ行った時、映画を作っているというスペンサーと友達になり、「ブリグズビー・ベア」の映画を一緒に作ることになる。このスペンサーという友達がすごく良い子なのだ。その上、最初はギクシャクしていた妹も心を開いて、映画作りに参加してくる。

良い人はそれだけじゃなくて、ジェームズ誘拐の事件を担当しているおじさん刑事がいるんだけど、警察に押収されている「ブリグズビー・ベア」の着ぐるみや小道具などを、映画作ることになったジェームズに渡してあげちゃうのだ。

良い人はまだいる。長い間本当の生活が送れなかったジェームズを、新しい生活に慣れさせたくて献身的に尽くす両親。「ブリグズビー・ベア」はジェームズが誘拐されていた頃に接していたものなので心配して、忘れさせたいから映画作りもやめさせようとする。

でも結局は、両親までもが一緒に映画作りを手伝い始める。いつの間にか担当刑事(元役者志望)は出演までしているし。みんなどんどんジェームズの純粋さに感化されていってしまうのだ。誰もがジェームズを傷付けない。それを観ているとほっこりする。

逮捕されている育ての父にジェームズは面会に行く。「ブリグズビー・ベア」の映画を作っていると伝え、でもまだ足りないものが…と言って台本を渡しマイクを向ける。すると父親も何を求めているかすぐに分かり、それまで喋っていた声からガラッと変わりナレーションを録音し始める。

「ブリグズビー・ベア」はすべて父親の手で作られていた。外の世界も知らず友達もいない息子を寂しがらせないため、時には勉強やしつけのため、息子たった1人のために父親は番組を作り続けていたのだ。

誘拐はもちろん犯罪で許されることではない(実際に誘拐してきたのは母親の方で、赤ちゃんを連れてきてしまった妻を受け入れてそのまま育てていたのだ)けど、息子には愛情を注いで育てていたんだということが分かる。観ているとそのことがズシーンと重く伝わってくるのだ。

ついに映画は完成し、映画館で上映することになる。ジェームズは評判が悪かったら…と最初はナイーブだけど、結果は上々。観客からの拍手に包まれていると、ちらりと目に入るものが…。

本当に何とも心が優しくなり、暖かい気持ちになる映画だった。

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夫が買った「ブリグズビー・ベア」のTシャツ。手に入りづらかったけど何とかゲットしたもの。しかし天気が悪い日に洗濯した時に乾燥機にかけたら、どこかに引っかかってしまったらしくお腹のあたりの生地が引っ張られて穴が空いてしまった。

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すごく申し訳ないし、まだ捨てずにこのTシャツを着てて欲しいし、裏からつぎ当てとかしてなんとか直せないかなと思っているところ。

by anewyearsday | 2018-10-11 22:37 | 映画 | Comments(0)
一歩前進
ドラマ「この世界の片隅に」が日曜日に最終回を迎えた。このドラマを観ることによって自分の戦争への無知さを感じ、知ろうとする第一歩となった。

そしてここ最近、戦争を題材にした映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六」と「日本のいちばん長い日」を観た。

「〜山本五十六」の方は開戦の頃の話で、「日本の〜」は終戦間際の話。第二次世界大戦の始まりと終わりを見ることでごく簡単にではあるけど大きな流れを学ぼうという目的で、この2作品を観た。

ちょっと前には「私は貝になりたい」も観たけど、戦犯となった軍人の遺言を元に作られた物語ということでフィクションだったので、史実を学びたかった。

「聯合艦隊司令長官 山本五十六」は、開戦には反対していたが真珠湾攻撃を指揮することになってしまった、山本五十六の苦悩の物語となっている。演じるのは役所広司。

山本五十六は任務に忠実で、自分に厳しく他人に優しく、皆から尊敬されるような人物だったそうだ。

この映画を観て驚いたのは、開戦前、日本国民が戦争に対してイケイケムードだったこと。もちろん全国民がにそう思っていたわけではないだろうけど、戦争をやれ!やれ!と思っていた人達がいたということ。

戦争よりもずっと遅くに生まれた私にしてみたら敗戦という結果しか知らないから、やりたくないけど戦争に突入してしまったという雰囲気なのかと思っていた。

それから「日本のいちばん長い日」。こちらは戦争を終わらせるべく何度も会議し、日本が敗戦したということを伝える8月15日の玉音放送までの日本のトップ達の動きを追った作品。

終戦を決断するまでの昭和天皇と、それを支えた当時の総理大臣鈴木貫太郎と阿南惟幾がこの作品の重要人物となっている。阿南惟幾を、これまた役所広司が演じている。やはりこういう役には役所広司。手堅い。

戦争を終わらせようとする人と、終わらせたくない人達。最後まで終戦に反対し、玉音放送を流させないよう阻止しようとしたりクーデターを起こそうとする若い軍人達もいた。

その終戦に反対する若い軍人を松坂桃李が演じていて、ドラマ「この世界の片隅に」では戦争が終わってほっこりしていたばかりじゃん!と思った。

そして昭和天皇を演じていたのがモックン!このところモックンを観たくて他の映画を観ていたところだったので、この作品でも大事な役を演じているのを観られて良かった。

この役のオファーが来た時モックンは躊躇したらしいんだけど、背中を押したのが義母である樹木希林だったそうだ。

樹木希林と言えばつい先日、お加減が悪いみたいだし今のうちに観ておかないと…と感じて出演作品を観たばかりだった。まさか本当にこのタイミングで逝ってしまうなんて…と衝撃を受けた。

あの不思議な存在感を放つすごい女優さんをもう新たな作品で観られないなんて、という寂しさと穴の大きさを感じた。来月公開される「日日是好日」が最後の作品となるようだ。(追記:来年公開予定の「エリカ38」という作品が遺作となるみたいです。)

しかし亡くなった時に報道で75歳と聞いて、思ったより若いなぁと思った。映画の中では実年齢より上の役をやっているように見えた。何せ30代からお婆さん役を演じていたというんだから驚き。

ワイドショーで過去のテレビ出演やインタビュー映像などを流していたのを観たけど、独特の死生観というか考え方を持った人だったんだなぁと思った。あんなに潔く格好いい生き様が出来るだろうか。

話を戻すと、戦争に関する映画は、観たいと思ったものは一応観終わった。何も知らなかったところから、ほんの少しだけど一歩前進できたかなぁと思う。映画に関してはしばらく落ち着きそうだけど、それ以外にも勉強はできるのでこれからも知らないことを学んでいきたい。

by anewyearsday | 2018-09-18 22:34 | 映画 | Comments(0)



40代夫婦2人暮らし たぶん無趣味 …since2006.02
by anewyearsday
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