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初めての試写会
先週友達から、映画の試写会のチケットを頂いたので行ってきた。自分で映画館へ行ってまでは観ないだろうけど、いずれレンタルになった時には観るだろうと思っていた映画だった。

仕事が終わってから会場へ行くと時間がギリギリになりそうなので、当日は30分早退させてもらえるよう希望を出しておいた。いつもより早く会社を出て、試写会会場へ向かった。

私は映画の試写会自体初めてで、試写会ってもっとゆったりした雰囲気かと思っていた。開場時間ぴったりくらいにその建物に着いたんだけど、すでに入場を待つ長い列が出来ていた。すごい人が殺到して、結構ワサワサした感じなのが意外だった。

初めての試写会_f0072757_12402984.jpg

観た映画は、大泉洋主演「こんな夜更けにバナナかよ」。筋ジストロフィー患者で、実在した鹿野靖明さんという方を主人公にしたお話。

公開前なのであまり詳しくは書かないようにしたいんだけど、大泉くんにピッタリの役!と思った。そして、この人を知っている人も大泉くんを見て似てると思ったらしい。

この映画の舞台は札幌。主人公は24時間介助が必要な難病患者。そうとは思えないようなワガママぶりで、言いたいことも文句もガンガン言う。身体が不自由な分、とにかく言葉が必要なコミュニケーションなのだ。

介助のボランティアの人たちに向かって注文をつけたりしている姿が、「水曜どうでしょう」でディレクターに向かってゴネている大泉くんの姿と重なった。口が上手いところも。

子供の頃に難病の発症が分かった時、20歳までしか生きられないと言われていた。でも病院に入院したり親に介護してもらう生活ではなく、ボランティアに頼って自立した生活を選び、余命をはるかに越えて30代になっていた。

言葉の細かいディテールは忘れてしまったのだが、主人公がなぜそんなにわがままに振る舞うのかと問われた時、人は人に迷惑をかけなければ生きられないからとか、障がい者と介助ボランティアは人として対等だとか、そんな言葉が印象に残った。今の社会や人間関係を考えさられた。

彼は不自由な身体でいながら夢を持っていたし、実現に向けて努力していた。一度は結婚と離婚を経験したし、好きな人にはちゃんと愛の告白もする。すごく前向きで正直な人。

病状が悪化し人工呼吸器を付けることになり、人工呼吸器を付けると本来は声を出せなくなるのだが、彼はしゃべることを諦めなかった。入院生活は送らず、また家に戻って元の生活をする。

それでもいつ亡くなるか分からない病気なので、ボランティアのみんなは普段は普通に接しながらも、常に死への緊張感を持っている。最後まで、楽しく彼に寄り添った。

初めての試写会_f0072757_01132098.jpg

ボランティアをしたことが無いし、障がい者や老人の介助や介護からは程遠い生活をしている私にとっては、色々と考えてしまう内容だった。でも暗くはならず、温かい気持ちになれるようなお話だった。

こんな映画を早々に、しかもタダで観ることが出来て本当にありがたかった。

by anewyearsday | 2018-12-17 22:35 | 映画 | Comments(0)
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